Shoes Stories vol.11
アメリカでのK360の購入
最近では、アメリカにタップの勉強に行かれる方も増えて、BASEMENTで扱っているカペチオのタップシューズについても、アメリカで買った方がいいのか、日本で買った方がいいのかというご質問を受ける機会も多くなってきました。
少し間口の狭い話になってしまって恐縮ですが、今回はカペチオのK360というタップシューズについて、アメリカで購入される場合と日本で購入される場合の違いについてお話ししたいと思います。
まず、アメリカで購入される場合ですが、カペチオのお店に並んでいる既製品と、注文を受けて製造するオーダー品の2種類があり、既製品はブラジル製、Special Make Upと呼ばれるオーダー品はすべてUSA製であることを知っておかれるとよいのではと思います。
では、ブラジル製とUSA製は具体的にどこが違うのかと言いますと…細かな違いはたくさんあるのですが、まずは表側と内側に使われている革の質ですね。以前に比べるとブラジル製もかなり品質が向上して差は少なくなっていますが、比べればまだUSA製の方が少し革質がよいように思います。また、シューズの形も若干異なります。

皆さんが見分ける際には、シューズの内側の柄を目安にされるとわかりやすいと思います。ブラジル製の既製品は無地ですが、USA製のオーダー品は原則としてペイズリー柄になっています。一部、オーダー品でも無地になる場合があるようですが、ペイズリー柄であればすべてUSA製であると言うことは出来ます。
アメリカでの店頭価格は、USA製のオーダー品は特別な加工を施さなければ250ドルほど、ブラジル製の既製品は200ドルくらいです。ブラジル製の既製品もK360には変わりありませんから、店頭で試し履きしてみて革質に違和感がなく、足にも合うようなら、価格が安く、その場ですぐ手に入る既製品を購入されるのもよい方法かと思います。

既製品にしてもオーダー品にしても、アメリカで購入される場合、気をつけたいのは関税や送料ですね。


アメリカから日本へ革靴を輸入する場合、税率が『商品価格の3割または4300円のどちらか高い方』と決められていて、結構割高ですから注意したいところですね。
このほか、日本からアメリカのお店に注文して取り寄せることも可能ですが、この場合は輸入にあたるので関税はかかります。
K360そのものの値段は多少安くても、関税や送料のほか、日本の消費税もかかってきますので、先方のお店に問い合わせるなどして、手元に届くまでの間にかかる金額を合算して、試し履きが出来ないことによるリスクなども加味しながら慎重に判断されるとよいかと思います。
BASEMENTで通常ストックを持って販売している黒、白、白黒コンビのK360は、内張りの革がペイズリーであることからもおわかりかと思いますが、すべてUSA製のオーダー品です。

ですから、同じ黒や白、白黒コンビのUSA製のK360でも、アメリカのお店でオーダーすれば3ヶ月から5ヶ月ほど待たなければならないところを、ご希望の色やサイズのストックさえあれば、すぐに手に入る。これがBASEMENTで購入していただく第一のメリットかと思います。
日本でK360を販売されている他のお店も、同じようにUSA製のオーダー品を扱っていらっしゃるところが多いと思いますので、この点については共通のメリットと言えますね。
このほか、BASEMENTで扱っているK360には、3ヶ所ほどBASEMENTオリジナルの改良を施しています。見た目にわかるところが1ヶ所、見た目にはわからないところが2ヶ所。カペチオとの約束で、それがどこなのかは具体的にお教え出来ないのですが、K360を長い間、ご愛用いただいているプロのタップダンサーの方々からのご指摘やご提案を元に加えた改良点ばかりですので、そのすべてが履き心地や音質の良さにつながり、プラスに働いていることと自負しています。
BASEMENTでは、アメリカのカペチオや通販、国内の他のお店で購入されたシューズの加工・修理も承っています。タップスの取り付けやビルトアップ、サイズ調整などについても、お気軽にご相談いただけたらと思います。

BASEMENT Official WEB サイト
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