Shoes Stories vol.9

 
 

 最近では、プロ・アマチュア問わず、それぞれのお好みを生かしたオーダーメイドのシューズを注文なさる方が珍しくなくなって来ました。今回は、私どもの店であるBASEMENTで扱っているオーダーメイドのシューズについてお話ししたいと思います。


 オーダーメイドのご注文を受け付けているのは、たくさんの方にご愛用いただいているカペチオのK360と、K360をベースに別注で製作しているブーツタイプのK483、ヒールタイプの800、828、428です。


 K360にはブラック、ホワイト、ブラック&ホワイトのコンビの3種類が、800・828・428にはそれぞれブラックとタンが既製品として用意されていますので、それ以外の色や素材を、という場合は、まずカペチオの革見本の中から選んでいただくことになります。


 写真をご覧いただければわかるように、その種類は大変豊富で、無地のキッドスキン(山羊革)素材が100色近く。そのほかエナメルやスエード、ペイズリー柄などもあります。


 色とりどりの見本の中から1種類だけを選んでいただいてもいいですし、2つの異なった色や素材を組み合わせることも可能。つま先、甲、かかとの3つのパートに分かれているウイングチップタイプのK360であれば、それぞれ別の色や素材を選ぶことも出来ます。


 色によって音色が変わることはありませんが、スエード素材を使うと、丸みのある音になる傾向はあるようですね。気になる方は、すでに同じような素材のシューズを使われている方に話をお聞きになってみるとよいのではと思います。


 料金は、無地のキッドスキンであれば、通常のシューズの代金に1色あたり1050円増し。エナメルやスエード、ペイズリーは1種類(1色)あたり3150円増しになります。


 ひとつ、ご了承いただきたいのは、仕上がりの色味が見本とは若干変わってしまう場合があるという点です。天然素材なので、同じ染料を使っていてもまったく同じに染め上がるとは限らないからです。


 ウイングチップタイプの場合は、メダリアンと呼ばれる穴を開けてシューズに好きなデザインを施すことも出来ます。


 つま先に関しては1種類だけですが既成のデザインがあって、これを入れると代金は1050円のプラス。つま先やかかとにオリジナルデザインのメダリアンを入れることも可能で、こちらはプラス8000円ほど。


 オーダーの際に具体的なデザイン画を添えていただければ、カペチオの職人がそのイメージをシューズの形に合わせて立体化し、メダリアン加工を施します。


 この過程で、お預かりしたデザイン画と100%同じではなくなるケースもありますが、それもオリジナルのよさとして受け取っていただけたら幸いです。


 また、左右異なるサイズのご注文や、「つま先は2EでかかとはDに」といった靴幅のオーダーメイドも可能ですし、物理的に無理なものでなければ、その他の細かいご要望にも出来るだけお応えしています。ブーツタイプのK483は元々別注品ですから、色や素材だけでなくデザインについてもご要望を細かくお聞きしながら、その方だけのオリジナルシューズを作るという進め方になります。


 こうしたケースでは、ご注文の内容によってかかる費用はさまざまですので、個別にお問い合わせいただければと思います。


 職人が一足一足、手作業で仕上げていきますので、カペチオの工場の混み具合にもよりますが、オーダーメイドシューズの発注から完成までは通常、3ヶ月〜5ヶ月くらいかかります。


 カペチオからはタップスがついていない状態で送られて来ます
ので、タップスの取り付けやヒールバランス、滑り止めの貼り付け、ビルトアップなど、国内での最終仕上げの内容によって、さらに1週間〜3週間程度のお時間をいただくことになります。


 このようにオーダーメイドシューズの製作には、既製品をお求めいただく場合に比べれば手間も時間もかかりますが、世界でひとつだけのシューズを手に入れる喜びは格別かと思います。


 オリジナルカラーで発注される程度でしたら、費用もそれほどかかりませんので、機会があったらぜひお試しいただきたいと思います。










































お話し下さったのは、東京・東中野のシューズショップ『BASEMENT』の藤井政司さんでした!


BASEMENT Official WEB サイト 

http://www.basement-tokyo.com/











 
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